窯のひろばの「ピアノとフルートの秋色コンサート」。伴奏ピアニストとして活躍している山下勝さんのソロを思う存分聴きたいということから半年かかって実現したのですが、素晴らしい演奏会になりました。
第一部は山下さんのソロを中心に、第二部は濱田千枝さんのフルートも加わってのコンサート。窯のひろばのアップライトが鳴りました。演奏する側の音楽への愛が聴く方たちの心に入り込み、暖かいものが窯の空間を埋めたような気がしました。
バッハ、ラモー、プーランク、そして「半音階的幻想曲とフーガBWV903」などのピアノ・ソロ。フルートとの合奏はダウランド、テレマン、ブラジル音楽(マシャド)、そして木曽節(中川いづみ編曲)。
窯のひろばはコンサート会場ではありません。ピアノもアップライトです。でも、演奏者と聴衆の両方で楽しい雰囲気を創り出し、みんなが感動する演奏会になりました。美しい音楽をたっぷりと聴いて、今日の澄んだ秋の空のような気持になりました。拍手に応えてのアンコール曲はファリャのスペイン舞曲。どこまでもどこまでも、空の彼方にまでも私たちを連れて行ってくれました。
版画を提供して下さった松本英三さん、時間をかけてしっかりと調律して下さった調律師さん、チラシのデザインをしてくださった濱田千寿さん。窯のメンバーだけでなく、色々な方に助けて頂いての晩秋のひと時。皆々様ありがとうございました。
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